
設計コンセプト
CONCEPT
環境に優しく次世代の働き方を
実現できるoffice
建物は構造に影響が出ない範囲で、自然採光と通風を最大限得られるようにしました。
長年体に染み込んだ、建設業独特の働き方を改革するには、officeの在り方から見直す必要があると判断し「free address」を採用致しました。
「free address」はご存じの通り、社員が各自のデスクを持たずに大きなデスクを複数で共有し、自分の座席を自由に選択できるシステムです。
1.固定されずに、自由な場所を選択できるシステム
デスク・テーブル等の配置が固定されてしまうOA床は採用せず、天井から電気、LANへのアクセスができるようにしました。固定電話もワイヤレスを採用することにより、自由な場所で業務を行えるように致しました。
図面やカタログ等を見ながら、計画書等を作成するには、広いスペースが必要になります。projectごとに同じスペースに集まって業務することにより、作業効率が格段に向上します。又、参考資料を保管しているキャビネットの近くで業務を行えば、資料の出し入れも容易に行えるだけではなく、資料の紛失防止にもなります。
限られた時間の中で、その日実行しなければならない業務を最短で行えるように計画致しました。
2.冷暖房、照明を限られた範囲で使用し、省エネを実現
特別な業務を行わない場合は、常に節電を意識し、執務スペースを最小限にするため、透明度の高いカーテンで分割することによって、office内の冷暖房の範囲を限定し、不要電灯もこまめにリモコンで減灯できるように致しました。
3.各種書類は共有キャビネットで共有管理
各種書類は各自のデスク引出しによる保管を止め、共有キャビネットで共有管理をすることにより、不要な複写を無くし、書類が必要最小限になるように致しました。
又、出来る限り「可視化」を行い、必要な書類を探す時間の短縮や、版管理を容易 に行い手戻り作業を無くす試みをしております。